立会調査
(1)事故状況の確認
事故発生場所には、保険契約者、被害者、修理業者など、事故状況を知る方々が居ます。
その方々から事故の状況について時系列を追ってお話を伺い、事故の状況を整理します。
具体的には、「いつ」、「どこで」、「だれが」、「どのような状況で」、「どのような損害を発見し」、「どのような対処をしたか」、といったことを伺います。
例えば、昨日の夜、2階寝室で、保険契約者の奥様が、強風で雨も降っていた、天井から水漏れしているのを発見し、翌日、建築業者に屋根を点検してもらった、といった具合です。
(2)事故原因の確認
現地で伺った状況をもとに、損害が発生した原因を確認します。
先程の例で言うと、寝室の天井から水漏れしている、寝室の上は屋根で天井裏には水道管は無い、屋根に上がったところ、屋根板金が剥がれていた、当時は瞬間最大風速40mが観測されていた、よって強風で屋根が壊れて、そこから雨水が流れ込んできていたことが判った…ということを確認します。
(3)損害状況の確認
2階寝室の天井が水濡れしている、壁や床も水濡れしていたか、寝室にあるクローゼットの中は大丈夫か、2階の他の部屋でも水漏れしていないか、1階も水漏れしていないか、といったように、どのような損害が生じているか、を確認、損害状況の写真を撮影するなどして、損害状況を把握します。
また、損害状況に応じた修理方法、修理範囲の確認も行います。
2階寝室の内装を交換しなければならない、2階屋根の板金を張り替えなければならない、といった具合です。